感性

NHKのBSで放送している『美の壺』、日本のわび、さびの美を伝える優れた番組です。縁側、も取り上げられました。縁側は庭とペアになって、美しさを発揮します。日本の住宅から縁側が消えて行き、寂しい箱型の住宅になりました。

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人生には美しいもの、が必要です。縁側、花瓶、花、坪庭、絵画、音楽、自然、動物、空、などなど。美しいもの、を美しいと感じる心がアートです。この心が無いと人間はケモノ道に入るようです。この世には、ケモノ道を歩いている人が多数おられるようで。ケモノ道に入らないよう注意しなければなりません。それには感性教育、情操教育を子供の頃から与える必要があります。具体的には、家庭に備えるべき備品があります。本棚とステレオセット(CDプレーヤ、DVDプレーヤ、アンプ、ステレオスピーカー2つ)です。子供がいる家庭では特に必要です。いい本、本物の音楽、は子供の感受性の成長に決定的な影響を与えます。

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ところで、ケモノ道に入った人間の特徴は何でしょうか?まず口がうまい、しゃべりが上手です。そして、大きなもの(組織など)
に寄り添います。就職するにしてもコネを使います。堂々と自分を前に出して、正面玄関から入り、勝負しようとしません。
こういう人間は例外無くアートを感じ、評価できる感受性がありません。こういう人間は避けた方が良いでしょう。性格が
無味乾燥ですから、付き合っても時間の無駄になります。

近所に材木業で富を築いた爺さんがいます。年令は90才です。2人の女を囲い、本妻は養護施設に入っています。
40年もの間、息子の嫁を女中のようにこき使ってきたそうです。現在は体がヨレヨレになり大便、小便を垂れ流して、それを息子の嫁に掃除させているそうです。なんと言う、ことでしょう!(この苦行に耐えたお嫁さんは、私の家内の友達です。)

近所に弁のたつ60くらいのオジサンがいます。家には音棚もステレオもありません。口を開いて出てくる言葉は
仕事のこと、自分の社会的地位のこと、今度、新しい役職を任されたこと、息子が会社で偉くなった、などの
話題ばかり。やはり情操教育を受けていませんね。人間の価値を目に見える物で測っている、のが明白に分かります。つまり、社会的な地位、財産、家、車、などなど。

物欲に狂い、老人になって大便を漏らさないよう、できるだけ本を読み、音楽を聴き、お漏らしを防止するため尻の穴を締める運動をしましょう。あー、恐ろしや、感受性と尻穴!

ドイツの作家、ヘルマン・ヘッセの言葉:
●世の中に実に美しいものが沢山あることを思うと、自分は死ねなかった。だから君も、死ぬには美しすぎるものが人生には多々ある、ということを発見するようにしなさい。

アイルランドの詩人、ジョージ・ウィリアム・ラッセルの言葉:
●私たちは知識を貯めこむが、物事を感じようとしない。これでは、良い人生を生きることはできない。創造的な感動を感じられる心が、良い人生の源泉である。We know too much and feel too little. At least, we feel too little of those creative emotions from which a good life springs.