年令不詳です!

建築設計で、曖昧な空間の重要性が認識されています。暮らすための空間は、すべて効率で設計すると疲れます。縁側やサンルームなどは内の外、と呼ばれています。室内にありながら、外を感じさせる空間だからです。このような空間は、室内に広がりを持たせ、住む人の気持ちを和ませます。

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人間も同じで、若ければ若いほど良い、のは分かります。若さは一つの大きな価値ですから。しかし、若さの中に埋没してしまっては、人間の魅力が半減します。自分の中に曖昧な部分を持つ、ことが大切です。建築設計における内の外、です。

若い人と話すのは疲れませんか。人間の傾向が一方向のみに偏っている、ことが相手を疲れさせるのかもしれません。女性でも目の周りに何かを付けている人がいますね。この前、スマホの販売店で応対した若い女性、目の表情が分かりません。不気味でした。アイシャドウって言うんでしょうか。あのキャリー・パミュパミュのように人形だか人間なのか、16才なのか50才なのか分かりません。

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若さの中の老人的なもの、これが結構大事なんです。若くて苦労した人は経験から学び、より広い心の振幅を獲得した、かもしれません。または、生まれながらに老人的なものを持っている若者もいるでしょう。年を取っても老人にならず、若さ、好奇心などを心に残している人、いますね。会ったことあります。若さのなかに老人的なものを持っている青年、老人なのに若さの輝きを持っている人、これらの人々は世の中を柔らかく、明るくする宝物だ、と言いたいですね。

共和政ローマ期の政治家、哲学者、マルクス・トゥッリウス・キケロの言葉:
● 私はその人柄の中に老人的なものを幾らか持っている青年を好ましく思う。同じように青年的なものを幾らか持っている老人を好ましく思う。このような人柄の人間は体が年をとっても心が老いることは決してない。